2012年4月9日月曜日

金沢旅行2日目 朋子記

【2日目】
いよいよ、完成したドレスとスーツを見にいきます!
平日の仕事と、移動のつかれが出たのか、朝、おふろに入っているとじんましんが。
栄喜さんに相談すると、朝ごはんを食べにでかけるのはやめて、パンを買って来ることにしようと言ってくれました。
栄喜さんが買ってきたソーセージパン、クロワッサン、くるみぱんなどたくさんのパンと、野菜サラダで朝食。

予約の11時ぴったりに、アトリエに到着。
ドレスとの対面に、緊張がピークになり、おそるおそるアトリエに入っていくと「そんな方ははじめてです〜」と松吉さんに笑われてしまいました。
松吉さんはいつもおしゃれで、大人の女性でありながらかわいらしい雰囲気もあって、その日も素敵でした。

そして、ついにドレスと対面!
はじめて目にする本物のドレス、とても迫力がありました。
仮縫い用の生地で大まかな印象は確認していたのですが、もっとずっと立体的で、すごくシンプルですが、有無をいわせない主張があります。
これが私のドレスなんだ・・・と思う気持ちと、はじめて本物をみる驚きが重なって、かわいい、とか、素敵、とかそういう言葉も出ず、ただただ圧倒されました。

続いて、栄喜さんのスーツです。
今度は、ひと目みて、「うわあ、すごい、かっこいい!」とめちゃくちゃ感動しました。
選んでいただいた生地が、ベーシックなのですが他にない色合いで、これは本人に似合うはず。

試着は栄喜さんからです。
まずシャツとズボンだけ着た姿で出てきたのですが、それだけでかっこいい!
え? これが本人? (笑)・・・と思うくらいスタイルが良く見えます。
本人もとても嬉しそうで、自然と笑顔がこぼれて背筋が伸びていました。
良かった良かった。

今度は私の番。
ドレスを着てみると、これが私の一着なんだ〜〜という実感が、みるみるわいてきました。
とても迫力があるのに、着せられているという感じはまったくせず。
かわいい形なのですが、甘すぎず凛々しくて、ちょっと男前。
背伸びせずに、心から自分らしいと思えるドレスでした。

松吉さんはドレスを仕立てると、そのドレスを見るだけで持ち主の花嫁さんの顔が浮かぶそう。
ドレスを着てみて、そうおっしゃる意味がわかったような気がします。

今までの打ち合わせや仮縫いは、どちらかといえば考えを詰めたり確認する時間が多かったのですが、今回はもっとゆっくり時間がとれました。
たくさん写真をとって、ヘアメイクやブーケのことを相談して、松吉さんから制作の過程や職人さんの素晴らしい技術のお話を聞いたり。
楽しくてあっという間の時間でした。

マリエドリリにドレスをオーダーしようと思った当初。
東京と金沢の間の距離や、まだこの世にないものをこれからつくるということの大変さ、自分の体力のなさや仕事の忙しさ、もちろん安くはないお値段のことも含めて、決断にはとても勇気がいりました。

でも、栄喜さんが私の気持ちを尊重し、一緒に楽しんでくれたことが背中を押してくれました^^
たまたま最初の打ち合わせに栄喜さんが同行したことがきっかけで、スーツもお願いすることになってからは、二人で制作の過程や金沢への旅を楽しんできました。

ドレスとスーツは、どちらか一つを見てもとても素敵なのですが、並ぶと、お互いの良さを引き立て合うようになっていて、そこが一番気に入っています。

実は、式の準備をはじめた当初、新郎のタキシードやスーツにはあまり興味がなかったのですが(笑)。
一人ではなく、二人で楽しむという方法もあるのだな、ということをドレスとスーツづくりを通して、感じたように思います。
今後の結婚生活においても、この気持ちを忘れないようにしたいものです。

・・・と、なんだか締めくくりのような文章になってしまいましたが、ドレスもスーツも本番が待っています。
当日に向けて、他の準備もがんばらないと!
この日記を読んでくださった方、長文に付き合ってくださり、ありがとうございました。

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