2012年8月16日木曜日

スーツーー背中を押してくれた1着 朋子記

栄喜さんが着た、スーツです。



ウエディングドレスを作っていただいたマリエドリリさんにお願いした一着。
明るい紺色の、ウールのシャンブレー生地を、細身のシングル仕立てにしていただきました。
本人の肌や髪の色、体型にぴったり合っていて、とても格好良く、引き立ててくれています。
うん、これは妻の欲目ではないはず(笑)。

合わせた小物は、全てバーニーズニューヨークさんで選びました。
出来上がったスーツをお店に持っていき、
「このスーツに合う小物をお願いします!」
とリクエストして、上から下まで見立ててもらったのです。
なんだか『プリティ・ウーマン』にでもなったかのようなお買い物で、楽しかったなあ。

店員さんはさすが詳しく、スーツをひと目見るなり、

「この生地・・・オーダーですね!!! お任せください!!!」

と大変熱心に色々見立ててくださいました。

結果、

 ・ネクタイ→シルバー地にラベンダーの細いストライプ
 ・チーフ→淡いピンク
 ・靴→黒のシンプルなウィングチップシューズ

という組み合わせに決定!
ブートニアは、それに合わせてラベンダーの大ぶりのバラを一輪。



店員さんも、お花屋さんも、さすが皆さんプロというか、私の目からみても、上品かつ男の色気も感じられるコーディネイトに仕上がりました。
男の人のお洒落も楽しいなあ^^。

当初、私のお色直しに合わせて、栄喜さんの小物類のコーディネイトも「白」→「緑」の2パターンを用意しようかと考えていたのですが。
バーニーズさんとお花屋さん、それぞれと話し合う内に、スーツや本人の雰囲気を活かした上で、なおかつドレスと調和のとれるトーンであれば、色や花が「おそろい」でなくてもOKなのでは? という話になり、スーツの色合いや本人の雰囲気と一番相性が良かったラベンダーピンクでまとめる形となりました。
「おそろい」じゃないと変かしら・・・と迷った上での決断でしたが、結果は大成功〜!

式の後、栄喜さんにスーツの感想を聞いたところ、しばらく考えた後で、

「背中を押してくれる、自信をもたせてくれる一着だったなあ。」

という答えが返ってきました。
本当に、スーツづくりをはじめたころから、当初、結婚式を挙げることにやや消極的だった栄喜さんの姿勢が少しずつ変わりはじめて、いつの間にやら本来の「お祭り好き」に火がつき、最後は私がひっぱられるように準備をすすめていたこの結婚式。

この大事な一着を持っていることが、本人はうれしくて仕方がないようです。

2012年7月4日水曜日

ドレスーー私のお気に入り 朋子記

ウェディングドレスです。
たくさんの時間と、距離を越えて、私の元にやってきてくれました! (*≧∀≦*) 




写真は、かなり笑顔をがんばっております(笑)

100%コットンの布地でつくられた、プリンセスラインのドレス。
後ろもとってもかわいいのですっ。
うわ〜〜ん、好き過ぎて悶絶(T  T)。


打ち合わせに行く前は、漠然とエンパイアラインが歩き易そうで良いな〜と思っていたのですが、デザイナーさんのアドバイスによりプリンセスラインになりました。
プリンセスライン・・・「かわいらし過ぎないかな!?」とすこし心配だったのですが。
素材や細部のあしらいのおかげでキリっと爽やか、なのに全体で見るとたまらなくかわいい一着になりました ^^。

当日、会場に着くと徐々に緊張が高まったものの、壁にかかったドレスを見たとたん、これまで金沢で過ごしたたくさんの楽しい時間にはじまって、今まで準備してきたことがわーーーっと頭に浮かんで、いつもの自分に戻ることができました。
そして袖を通すと、ドレスと自分が一つになったみたいで、とても身軽に動くことができたんです。
またしても、「おしとやかに動くべし」というアドバイスを忘れそう・・・というかすっかり忘れ、たくさん歩いて、笑って、お喋りしました☆

このドレスの好きなところはたくさんあるのですが、一番のお気に入りは、「袖」です!
はい。私は大の袖好き ( ̄Д ̄)ノ
とくに7分袖とか5分袖のハンパ丈に目がなく、そんなわけでウェディングドレスでも迷うことなく長めの袖をリクエスト〜〜〜。
袖は途中から広がっていて、その広がりの内側にもたくさんのコットンレースが重ねられているのですが、腕を動かすたびにふわふわと優しくて触れて、着心地も最高でした。
腕を動かすのが楽しかったなあ。

式が終わった今でも、ドレスを見るだけで当日の感動がよみがえります。
大切な大切な宝物。
ときどき、虫干しの理由にかこつけて、保管している実家に会いにいこうと思います。

2012年6月30日土曜日

ウェルカムボードーーそれは真剣勝負 朋子記

当日、皆さんを一番にお迎えする大切なウェルカムボード。
私たちの場合は、幸運にも、栄喜さんの画学校時代のご友人さんに制作を引き受けていただけることになりました^^
そのご友人さんが描いてくださったのが、こちらの迫力あふれる油彩画です!



ウェルカムボードの制作については主に栄喜さんが担当しておりましたので、ここでは傍からみていた様子を少々。
栄喜さんは、それはもう、大変な熱の入れようで、打ち合わせのためにご友人さんと明日館まで実際に足を運び、見学するところから制作は始まったようでした。
ラフをいただいてからも、方向性やタッチについて綿密な打ち合わせを行い、その様子は
「ご好意で引き受けていただいているのに、こんなにアレコレお願いして良いのだろうか?」
とこちらが少々心配になるほどで。

そして、気がついたのです。

栄喜さんとしては、「結婚式のウェルカムボード」というきっかけを口実にして、ご友人さんの大変な絵の才能をたくさんの方々に、明日館という場所で、披露したかったのだろうと思います。
そして、式のあとは、その絵をちゃっかり自分の美術コレクションの一つにしようという心づもりなのだと。
ですから、ご好意で引き受けていただいた上でこんなことを言うのも恐縮ですが、そこには「たのんだ側」「たのまれた側」どちらも一歩もひくことのない、真剣勝負が行われていたのでありました。

ウェルカムボード、写真で見ても素敵ですが、実物の迫力は大変なものです。
さまざまな色がそれぞれの個性を叫びながらも響き合い、一枚のキャンバスの上でオーケストラが奏でられているかのよう。
そして左下には栄喜さんと私も描かれております。
はわーーーーーなんたる贅沢でしょうか!

さてさて、我が家は栄喜さんが引っ越してきて以来、あまりの忙しさに本格的な片付けは後回しにされてきたのですが。
この絵を早く壁にかけてあげたい!
そんな気持ちで、二人でせっせと片付けにいそしむ今日この頃でありました。

2012年6月26日火曜日

余話①ーー予算は大事よ 朋子記

式の主だった要素をアップする合間に、ちょっとした裏話も書いてみようと思います。
最初の余話は、結婚式では避けて通れない「予算」について
ヽ( ・ิ∀・ิ )ノ
ん? 「余」といいつつけっこう大事な話ですね。

とはいえ、このブログを主に読んでくださっているのは、式に来ていただいた方々のはず。
そこでホスト側の台所事情を赤裸々につづるのは、けっして粋ではありません。
ですので、やってよかったと思ったこと、
「セルフ見積もり&資金計画づくり」について書こうと思います♪

「セルフ見積もり&資金計画づくり」とは?
その言葉どおり、自分たちで見積もりと資金計画をつくってみる、ということです。
式場を自由学園明日館にしようと、栄喜さんと私の間で9割がた心が決まり、お互いの両親に報告した際。
栄喜さんのお母様から、式の費用の内訳と、その準備や分担をどのように行うのか、という点についてきちんと考えてから決めなさい、という言葉をいただきました。

「はっっ・・・ギクギク! (。・Д・)

正直、式場側から発信される情報の嵐を咀嚼するのに精一杯で、渡された見積もりについては「こんなものなのかなあ」という程度の意識でしかなかった栄喜さんと私^^;。
そこではじめて、それぞれの項目をじっっくり吟味することになりました。

すると、出てくるんです色々な発見が。
たとえば他の式場からもらった見積もりと比較すると、合計額がほぼ同じでも、含まれている費目が異なっていたり。
一つひとつの要素は少額でも、チリも積もれば山となる!

というわけで、改めて明日館からもらった見積もりを元に、エクセルで自分たちの見積もり制作することになりました。
具体的には、下記のような感じで作業。

・式場作成の見積もりの各要素を、順番に入力。
・そこに計上されていない、絶対に必要になる要素(引き出物やペーパーアイテムほか)をプラス。
・自分たちが必要だと考えたランクアップ分をプラス。
・装花、写真は詳細な内容を式場側に確認。
・疑問を感じた費目についても、式場側に内容を確認。
・ブーケなど持ち込みが可能な費目については、外部の店舗に電話で相場をリサーチ。

・そうしてできたセルフ見積もりの合計額を元に、あらためて資金計画

率直にいって、しんどい作業でありました・・・。
確認している各費目についても、漠然としたイメージしか沸きませんし、お金の話をすることにも慣れていないので、プランナーさんに何を聞くにも気を遣うし。

でも、心からやってよかったです (≧Д≦) 
この見積もりと資金計画をつくったことで、栄喜さんと私の中で、「こういう式にしたい」という共通項が生まれ、逆に「ここは不必要」というところもはっきりしました。
そしてプランナーさんには率直に相談することで、
「それでしたら●●という方法もありますよ」
といった具合に、私たちの想像が及ばない部分についてもアドバイスをもらうことができました。

不思議なものですが、見積もりをつくり終わった段階で、結婚式の内容も柱となる要素がすべて決まり、後の準備がかなり楽になりました。
お金って、物ごとを動かしているんだなあ (*´ω`*)

栄喜さんのお母様からは、最初に書いたアドバイスをいただいた際、
「こういうお金が動く話は、周りからあれこれ言われるのが常だから、めげないでがんばんなさい!!」
という言葉も一緒にいただきました。
うれしかったです。
とてもあったかくて、結婚式の準備を進める中での、大切な思い出の一つになりました。
何かのコマーシャルにもありましたが、お金にあたたかい血をかよわせることができるかどうかは、その使い手の心次第なんですよね。
とてもむずかしいことだけれど、そういう人になれるように、成長していきたいなあ、と思う今日この頃です。

2012年6月21日木曜日

結婚式場選び2——自由学園明日館について 朋子記

東京に戻ってからの会場見学。
まず向かった先が、結果的に式場になった自由学園明日館です。



さてさて、明日館は、施設に入る前から、ここになるんじゃないかな・・・という予感めいたものがありました。
予約した見学時間より少し早く現地に着いて、門を通ろうとした矢先、携帯に着信があったのです。
それは、数日前にメールで結婚を知らせた海外に住むお友達がかけてくれた、お祝いの電話でした!
なんという素晴らしいタイミング^^。

明日館の概要については、他の沢山のHPに書かれていますので、ここでは省略。
私が何より好きなのは、この建物全体が、すーっと風通しの良い、静かで穏やかな空気に満たされているところです。
元々女学校として建てられた場所ということもあってか、華やかな要素はまったくありません。
でも、心をこめて使われている場所独特の、温かい雰囲気があるのです。
ちょっとしたことなんですけどね。
お庭の草花がいつも手入れされていたり、お手洗いや棚の上に、控えめだけれど生花が飾られていたりとか。



そして、実際にここで結婚式を挙げよう! という決め手になったのは、プランナーさんが何気なく口にした
「ご希望の規模(※その当時は40人程度の予定でした)でしたら、高砂をつくらずに、皆さんとお話ししながらお二人で会場内をまわることもできますよ」
という提案でした。
うわーーうわーーなんて楽しそうなアイディア(≝∀≝)。゚+.❀
そういえば、前に新郎新婦と同じテーブルでお食事する、少人数の披露宴にお招きいただいたこともあったけれど、あれは楽しかったなあ。

余興は控えめに、ゆっくり食事や会話を楽しむような気取らないパーティーがいいな、と漠然と思い描いていたイメージが、一気に具体的にふくらんだ気がして、
 「おお! ここじゃないの、我々が求めていたところは!」
とテンションも急上昇です☆


あとは、披露宴の際、食堂とホールの二つの場所を移動しながら使えることも、そのテンションを後押ししました。
移動があることで、あまり余興がなくとも、自然と時間や進行にメリハリをつけることができそうと考えたからです。


栄喜さんはというと、見学前は、
「え・・・元学校って、そんなところで結婚式ができるの?」
と半信半疑でしたが、実際に見学したあとは、歴史がありながらも、色あせない新しさのある建物が、かなり気に入った様子。
そんなわけで、東京では翌日にもう1箇所見学したものの、すんなりと明日館に決めることができました。

もともと、仕事で訪れたことがきっかけで知った明日館。
そこで結婚式ができるとわかってからは、いつかはここで・・・と長年憧れ続けてきた場所だったのですが。
結婚式を挙げることに決めてからは、親戚に自由学園の卒業生がいたり、大学で聖書を研究していた祖父が、婦人之友社(明日館の創立者が設立)で講演を行ったこともあったりと、家族ともゆかりのある建物であることが新しくわかって、嬉しかったです。

ちなみに、東京で見学したもう一箇所は、御茶の水の山の上ホテル。
ここはとにかくお料理がおいしそうで(和洋中の三種類から選べた。ホテル内のカフェでテイクアウトしたタルトも完璧な味でした)、持ち込みの自由度も高く、そしてスタッフの方々の佇まいがホテルらしい清潔感にあふれていて、とても良かったです。
結局、建物の特性や会場の使い方など、主に構造的な面で、明日館のほうがしっくりきたので、決めるにいたりませんでしたが・・・
行ってみたいなあ、山の上ホテルの結婚式。
誰か、呼んでくれないかしら (*´ω`*) 

2012年6月16日土曜日

結婚式場選び1ーーはじまりは箱根から 朋子記

結婚式を行うことに決めた、昨年の夏。
まずは会場選びから、準備をスタートしました。

とりあえずゼクシィを1冊購入し、ひととおり眺めてみたものの。
そのあまりの情報量の多さに圧倒されてしまいました(;・・)ゞ
栄喜さんに「どう? 気になるところあった?」と聞いても、
「この式場の名前、すげーうける!(爆笑)」という返事・・・。
いや、そういうことじゃないでしょうヾ(^o^;) 

そんなこんなで、意見もイメージもまとまらないので、とりあえずは漠然と気になっていた場所から訪ねて、徐々に自分たちのやりたい規模やそれに見合った相場感覚をつかんでいこうということになりました。

で、向かった先が箱根です。
もともと家族と友人のみの小規模な式を考えていたので、東京から少し離れた場所も良いなと思ったこと、そして栄喜さんの実家が近いことで、「箱根もいいんじゃない!?」と盛り上がり。
栄喜さんの実家に前泊させていただき、旅行気分も半分で、いざ出発!

1件目は、宮ノ下の老舗クラシックホテル、「富士屋ホテル」です♪


クラシックホテル好きとしては一度訪れてみたかった憧れのホテル。
迷路のように入り組んだ内部、エピソードがつまった彫刻、可愛らし過ぎる花の絵が描かれた鍵札などなど。
その独特の豪奢な華やかさと風格が素晴らしく。
中でも、特に気になったのが、「菊華荘」という名の、元々天皇のための宿泊施設だった建物を利用した披露宴会場です。



何が良いかというとですね。
ここは座敷に椅子をおいて食事をするスタイルなのです。
靴を脱いでゆっくりできるし、ひとつの座敷にテーブルを並べているので、とてもお互いの距離が近くてくつろいだ雰囲気。
といって、ダラダラした要素はまったくなく、お庭や部屋の彫刻や照明など、一つひとつが凝っていて素晴らしい!





2件目は、芦ノ湖のほとりに建つ「山のホテル」さん。
ここは以前、栄喜さんとも遊びにきたことがある、思い出の場所でもありまして^^。
「富士屋ホテル」同様とても歴史のある古いホテルなのですが、雰囲気は対照的。
静かでこじんまり、清楚で可愛らしい雰囲気です。
ホテルなのですが、小さい温泉もあったり、湖を見ながらお庭を散歩できたりして、ゆっくり遊びに行くには本当におすすめのところです。
また泊まりに来たいなあ、と夢想しながら、湖が一望できる披露宴会場などを見学。





しかし・・・順調に日程を終え、それぞれとても楽しかったものの。
やはり一通りの施設を見学し、説明を聞くことにはかなりの体力を要したため、私も栄喜さんもクタクタに。
加えて、行き道&帰り道を我が身をもって体験すると、東京からの距離も実感し、改めてこれだけの距離を越え、お招きしたいお友達全員に出席していただくことは、かなり難しいという事実に直面(;・・)
うーーーん、菊華荘は気になるけれど、ここは東京の会場も見学してみようじゃないか!

という訳で、東京編につづきます(→)


2012年6月3日日曜日

私からも、ありがとうございました 朋子記

ブログを読んでくださっている皆さま、お久しぶりです!
結婚式から2週間以上もこのブログから離れてしまっておりましたが、ようやく戻ってくることができました。
大変遅くなってしまいましたが、式の直前にいただいたコメントにも返信させていただきました。
コメント、とーーーてもうれしかったです^^
ありがとうございました。

さて、栄喜さんが報告してくれていますが、おかげさまで、5月19日に、自由学園明日館で、無事に結婚式を挙げることができました。
式にいらして下さった皆様、そして遠くから見守ってくださった皆様、私からも御礼申し上げます。

当日、始まってからは、とにかくやりきるしかない! と思って全力疾走しました。
栄喜さんと二人で超高速のジェットコースターにのっているかのように、目の前の風景が目まぐるしく展開していき、とにかく無我夢中でした。
でも、本当に、心から楽しかったです!
当日いらして下さったみなさんと交わした一つひとつの会話も、この日のために準備していた物事も、何もかもが素晴らしくて最高でした。
そして、皆さまとの温かい空間の中で、栄喜さんも私も、背伸びすることなく、自分たちらしくのびのびと、過ごさせていただきました。
席の配置から、式の進行、当日のプログラム等々、ひょっとすると“結婚式”らしくないところもあった(というか、そういうところばかりだった)かもしれませんが、お付き合いいただいたことにも感謝の気持ちでいっぱいです。
改めて、ありがとうございました。

そして結婚式が終わって、少しずつ日常が戻ってきました。
式後、まず1週間は、まだ半分くらいは式の中にいるような気持ちでボーーっとしていました。
(あ、でも、仕事はちゃんと行きましたよ!)
そして、その次の1週間は、身体のあちこちが、突如として悲鳴をあげた上、まったく身体を動かすエネルギーがなくなり、コツコツ医者に通いながら、仕事から帰ると家事をまったくせず、ひたすら眠る・・・という日々を繰り返していました。
毎日、8〜9時間くらい寝ているのに、どうしても朝が起きれないという、この不思議!
ついに昨日は休日ということもあり、14時間という超・長時間睡眠に突入・・・^^;
そしてようやく今朝、この1週間ではじめて普通に起きて、普通に色々な用事をすることができたのでした。
あ〜びっくりした。
いったい何が起こったのかと思いました。

で、結婚式準備の一環としてはじめたこのブログも、一応はその役目を終えたわけですが。
自分たちの記録のために、もう少し続けて、結婚式の様々なテーマごとに、内容をまとめなおしてみたいな〜と考えています。
意外にも、オーダードレスの検索から読みにいらしてくださっている、未来の花嫁さんもいらっしゃるようですので、多少なりとも参考にしていただけたらいいな、というのもあります。

というわけで、またゆっくり更新していきますので、よろしければもう少しの間、お付き合いくださいね。


2012年5月23日水曜日

ありがとうございました! 栄喜記

5月19日に無事、結婚式を執り行うことができました。
お越しいただきました皆様、来れなかったけど遠くから見守ってくれた皆様、誠にありがとうございました!
本当に楽しかったです。心に残る一日になりました!
途中、台本のページがみつからなくなったり指輪がうまく指に通らなかったり、序盤に緊張でコチコチになったり終盤に酒でベロベロになったりしましたが、特に大きなトラブルもなく終えることができてとてもほっとしています。
天気もよかったし。

これからこのブログは「ひこうきくも~5月19日に結婚しました」として当日の話とか、これまでネタばれになるから書けなかったこととか、今の気分とか、まあこれまで通り書きたいことを書いていきたいと思いますので、またご覧いただけると嬉しいです。

2012年5月17日木曜日

小さい頃は 朋子記

実家に行ったついでに、久々にアルバムなどを引っ張り出し、幼い頃の写真を発掘してきました。
まず、これ。
3歳ころでしょうか。
丸いですね。。。



4歳から7歳までは、アメリカのオレゴン州で育ちました。
ビーバートンという小さな街で過ごした3年間は、大切な思い出です。
当時は平日は学校に行った後、ESL(English as a second language)という英語の補習クラスに通い、土曜は日本人学校に通う生活でした。
四季折々のイベントや学校の行事がとにかく楽しかったなあ。
針葉樹が多くて、すぐに街が霧に包まれる、のんびりした環境でした。

これは、ハロウィンのときの写真。
左が私、右が妹。
私の衣装は母が縫ってくれたもので、妹は母のスカートをはいています。


当時の英語の補習クラスでつくったABC bookです。
こういうのを作りながら、アルファベットを憶えました。


これは、apple。


・・・が、栄喜さんに見せたところ、
「朋子クン。。。これは、apple、ではなく、pumpkinではないかい? 
appleてのは、下がすぼまってるんだよ。」
と爆笑されてしまいました^^;
確かに、ヘタの部分もまさしくpumpkin!
まあ、子どもの作品ですからね。




2012年5月16日水曜日

5月12日ーー準備はちゃくちゃく 朋子記

久しぶりに実家に戻った土曜日。
タイミングよく、ドレスが到着しました!
どーーーーーん(手前は実家の愛犬)。



平穏な実家に突如出現した迫力のドレスにやや戸惑う家族。
父、母、妹、私・・・とりあえず総出で、写真をとりまくりました(笑)
もうすぐ着るんですけどね。
置き場所は色々探したあげく、私の部屋(今は使っていない)のロフト用の梯子をかけるポールにかけておくことに。
自分の部屋にドレスがかかっているのを見て、ちょっと他人の目線になって「そうか〜この部屋の主だった人は、成長してここを出て、もうすぐ結婚するんだなあ。」と思いました。
はじめて、ああそっか、結婚するんだあ、と実感した瞬間でした。

ドレスの鑑賞ついでに、妹と母も当日の衣装を出して、女3人の楽しいひととき。
まず、妹の着物です。
かわいい〜〜〜。


それから、母の留袖をちらっと。



は〜〜〜〜素敵(ため息)。
やっぱり和装もいいなあ!

そして、午後自宅に戻ると、これまたペーパーアイテム用の品々が、iroha-niさんから届いていました!



これまた素敵な仕上がりにため息・・・。
写真をブログにアップすることをようやく覚えたので、写真多めの日記でした☆



2012年5月8日火曜日

5月4日ーーペーパーアイテム後半戦始動 朋子記

「連休中にいっきに準備を進めよう!作戦」が絶賛展開中です。
栄喜さんは仕事のため、この作戦は主に私の単独任務として遂行されていますが、今日は例外。
かねてからペーパーアイテムづくりにご協力いただいている、栄喜さんのお友達の方、栄喜さん、私の3人で、当日に使用するペーパーアイテムの打ち合わせをしてきました♪

さてさて、ご本人からOKをいただきましたので、まずはお友達さんのご紹介です。
お友達さんは、「iroha-ni(イロハニ)」というデザインカンパニーを主催されていて、美しい線画のイラストとデザインで、グリーティングカードやパッケージなど様々なものをつくられています。
すごーくすごーく繊細で、夢のような世界です。
そしてひとさじのかわいらしさと、ユーモアがあります。
最初に栄喜さんとともにアトリエを訪問させていただいた時、iroha-niさんがつくられたものが、会場の自由学園明日館にあったら、どんなに素敵だろう・・・!
その光景を見てみたい!
とテンションが急上昇しました^^

そしてその時の直感は、ドンピシャで。
席次表などなど、素晴らしい仕上がりになっていました。
あらかじめお送りした骨格だけの文字要素が、思ってもみなかった美しいかたちになっています。
これは絶対、皆さまに楽しんでいただけるはず!
もう、完成品を早くみたくて待ちきれません。私が(笑)。

そして結婚式まで約2週間というきびしい日程であったにも関わらず、iroha-niさんの輝ける段取り力と実行力により、当日までに無理なく制作を間に合わせる見通しもつきました。
本当に頭があがりません。
「ありがとう」と言い過ぎて、最後の方は、言葉の意味がうすっぺらくなるんじゃないかと思い、無言で礼を繰り返すのみであった栄喜さんと私でありました。

ここのところ、終わりのみえない手配作業に若干追われ気味だったのですが・・・
エネルギーがまた満タンに充電されました♪
皆さまどうぞどうぞ、当日は素敵なペーパーアイテムにご注目いただければと思います。


ピンクゴールド 栄喜記

朋子さんが指輪について書いてくれておりました。
そう、指輪が届いたのです。うん、嬉しかった。
そもそも指輪なんて僕はつける習慣がなく、ほとんど買ったことももらったこともなかったのでとても新鮮でありました。

朋子さんが書いてくれましたが、僕が選んだのはピンクゴールドの指輪でした。
ゴールドならばイエローとピンクの二種類が選べると言われましたが、なんとなくピンクの方がピンときたのです。
その時僕が連想したのは、意外にもグレープフルーツでした。
巷でよく見掛けるグレープフルーツにも黄色とピンクの二種類あって(写真参照。ちなみに黄色の方は「ホワイト」というようですがそれはまあいいでしょう)、なんかそれに似てるって思いました。そして僕は果物の中でもグレープフルーツ、それも「ルビー」と呼ばれるピンクグレープフルーツが好物なのです。
勿論、僕の肌の色とか持ち前の雰囲気とかも考慮した結果ですが、最後の決め手は好物であるピンクグレープフルーツにあやかろうという事だったのです。なんちゅう決め方でありましょうか。でも結構ものごとを決める時の最後の一押しってそんなもんだったりもします、僕の場合。

ピンクという色は意外にも縁のある色なのかもしれません。
洋服を選ぶときなどはまず選ばない色ですが、(ちなみに至って無難な黒や紺などを選ぶことが多いですね)、かつて高校時代に隣の席に座った鈴木君という実に無邪気な友達から一度「ピンク加藤」というニックネームをつけられたことがあります。
その頃は周りからは「かとぴー」というニックネームが定着していたのですが、鈴木君は「かとぴーのぴーって何のぴーだ?」という疑問を抱いたようなのです。
そして「ぴー」→「P」→「ピンク」という結論に至ったようで、ある朝「俺、今日からピンク加藤って呼ぶわ」と宣言しました。
どうやらその響きが気に入ってしまった実に無邪気な鈴木君は「ピンク加藤」という単語を口にする事に快感を憶えたらしく、「よう、ピンク加藤」「さすがピンク加藤」「ピンク加藤的にはどう?」等と、全く周囲には浸透しないにも関わらず一人、飽きるまで「ピンク加藤」と呼び続けていました。まあ、一ヶ月くらいではありますが。

鈴木君とは浪人時代の夏に一緒にサザンの野外ライブを観に静岡まで行ったのを最後に交流がなくなってしまいました。
喧嘩をしたとかそういうのではないですよ。元々それなりに仲のいい友達ではありましたが、同じグループだったとかそういう特に近い友達でもなかったし予備校も大学も別で済んでる場所も遠かったので接点があまりなく、いつの間にか疎遠になってしまったのです。
うーむ、鈴木君は元気かなあ。
今会ったら「ピンク加藤はピンクの結婚指輪を手に入れたよ」と言ってあげたい気もします。
でも鈴木君はそんなニックネームをつけた事を無邪気に忘れているような気もします。


(写真:左がピンクグレープフルーツ、右が黄色のグレープフルーツ)


2012年5月5日土曜日

「KiKU」指輪づくり 朋子記

私たちはドレスとスーツに続き、ひょんなきっかけから、結婚指輪も金沢でつくりました。
指輪づくりをお願いしたのは、金沢のKiKU(キク)さん
ジュエリーをはじめ、カトラリーや茶道具などをつくられていてます。

そもそも結婚することになった当初、指輪選びについてはまったくアテがありませんでした。
というのも。
栄喜さんは、ビシっと決めたお姉さんが「いらっしゃいませ」と迎えてくれる、華やかな宝飾店は肌に合わないようなんですね。
そういうお店にいっても、数分後には頭痛をうったえ退散してしまうであろうことは、過去の経験より、火をみるより明らかでした。
せっかく選ぶなら、一人ではなく二人で行きたいんだけどなあ・・・
とはいえ、良い方策も思いつかず、いつのまにやら私も「指輪がなくても結婚できるし、まあいっか☆」という気持ちになっていたのですが。

そんな話をふとドレスのデザイナーさんにお話ししたところ、紹介してくださったのが、KiKUさんでした。

教えられた道順をたどって、はじめてお店を訪れたとき。
一つひとつのアイテムの金属ががいきいきとしていて驚きました。
葉っぱのアクセサリーははかなくきらめき、かえるの指輪はぬらりと艶があり、カトラリーは渋くひきしまった佇まい。
人にたとえるなら、豪奢な王宮のマリーアントワネットというよりは、馬を乗りこなし草原を駆け抜ける武家の姫、でしょうか。

結婚指輪は、装うものでもあるけれど、同時にお守りでもあり、生活道具という側面もありますよね。
そう考えると、ここでお願いするのも素敵かも!
栄喜さんも、かえるの指輪のリアルさに「すっげえ! これ欲しい!」と盛り上がっており、いたく気に入った様子。

そんなこんなで、金沢から帰宅した後、KiKUさんで指輪をオーダーしよう!ということに、すんなり意見がまとまったのでした。

デザインについては、さんざん迷ったものの、二人ともツチ目(細かい打った跡)のあるマットなゴールドの指輪にしました。
私はイエローゴールド。
栄喜さんは本人の希望により、ピンクゴールド。

ん? ピンクゴールドってちょっと女の子っぽくないかな?
と思いましたが、完成品をみると、イエローゴールドに夕焼けが映り込んだようなうっすら赤がにじむ色合いが美しく、本人の肌の色や手の雰囲気にしっくりなじんでいました^^。
良かった良かった♪

ドレス、スーツ、指輪とつくってみて。
モノをオーダーしてつくるのって楽しいなあと思いました。
どんな風にしようかあれこれ考えたり、少しずつ出来上がって行く過程にワクワクドキドキしたり。
そういう時間を含めて、完成品を手にしたときの驚きとうれしさが格別なのです。

もちろん、時間も手間もかかりますし、なんでもかんでもオーダーが良い! ということでは決してありません。
でも、そういうところに、オーダーの良さってあると思います。
もしまた人生のどこかで、そういう機会に巡り会えたら、挑戦してみたいなあ。


5月1日ーー指輪到着! 朋子記

メーデーの名残で仕事はお休み。
朝から自転車をこいで阿佐ケ谷へ。
駅前の細い道を少し入ったところに、かわいいお花屋さんがあるのです!
目的や渡す相手のイメージを伝えると、いつも「おおお!」というかわいさのアレンジを仕上げてくださるのですが、今日注文したブーケも素敵でした。
わーーい♪

ブーケをたずさえ、もうすぐ赤ちゃんが生まれるお友達に会って来ました。
すっかり大きくなったお腹をさわらせてもらい、本当にもうすぐお母さんになるんだなー、と感動。
お友達がお母さんになっていく様子は、なんど巡り会っても不思議ですし感動的です。
お互いの近況を報告しあう内に、あっという間に時間は経過。

そして、夜。
今日はもう一つ楽しい予定がありました。
そわそわと待ちながら夕飯の支度をすることしばし。
コンコン、とノックの音が!
かねてから金沢でオーダーしていた結婚指輪が宅急便で届きました^^。

すぐにでも開封したい! という気持ちをぐっとこらえ、栄喜さんの帰宅を待っていよいよオープン。
ふう〜とため息の出る美しさでした。
以前にシルバー製のサンプルリングで雰囲気や付け心地等を確認していましたが、本物はぐっと金属の迫力というかすごみが増しています。
この子たちと、これから長い年月、一緒に過ごしていくんだなあ。
大切にしよう。

栄喜さんは、試しにはめた指輪をつけたままで就寝したいと主張しましたが、私は、そのようなことをすると、結局明日の出勤前に慌ただしくはずすことになり、なくしやすいと反対しました。
指輪は届いた箱にきれいにしまって就寝しました。

2012年5月1日火曜日

4月30日ーー脱線もまた良し 朋子記

細々はじめたブログですが、最近はすっかり書くのが楽しくなってきました。
書くことで頭のどこかが体操しているようでもあり、気持ちも整理され、進み具合に不安をおぼえたときも読み返せば、「うん進んでる。だいじょうぶだいじょうぶ。」と思うことができます。
式当日までも、時間の許す限りあれこれ書いてみたいと思います。

さてさて、連休3日目。
栄喜さんは仕事の繁忙期のため、比較的まとまって時間のとれる私がガッツリここで進めておこう! と朝から気合十分。

働いているとどうしても時間の制約があり、あいまをぬって結婚式の準備をすることになりますよね。
でも、良い面もあると思うのです。
私の場合は、書籍の編集の仕事をしていますので、その本について必要なことを各方面に依頼し、相互に連携させながら、進行を管理する……ということを日頃しており、結婚式の進行についても割合とその感覚を応用することができます。

というわけで、必要な連絡事項と相手をリストアップし、電話やメール。
また電話。
またメール。
1件はお相手が隣町、荻窪のお店さんだったので、自転車をこいで、荻窪へ。

しかし気温が急にあがったことと、若干の焦りを感じつつあれこれ作業していたためか、帰宅するころにはやや貧血気味に。
ううっ。
1人で準備を進めているとはかどるのですが、あれこれ考え込んだり根をつめすぎてしまうのですね〜。
反省。

栄喜さんと準備をしていると、栄喜さんが寝ているかお風呂に入っているとき以外はほぼ100%おしゃべりしているため、なんだかんだと私もあいづちをうち、程よく息抜きできていたんですね。
以前、わたしがブログを書こうとしてパソコンにむかっている時にも、栄喜さんが話しかけるので「全然書けないじゃん!」と怒ったことがあったのですが。
怒って悪かったなあ、ありがとう、と思いました。

ちなみに栄喜さんのおしゃべりの内容は、たとえば式の「A」ということがらについて話題にすると、「Aといえば、俺高校生のときにさ〜……」と思いもよらない方向にだいたい脱線していきます。
栄喜さんとお付き合いするようになって8年程が経過しますが、そうした「〜〜といえば」ではじまるエピソードはいまだ尽きず、いったいこの人の中にはどれだけエピソードの埋蔵量があるのだろう、としばしば不思議に思います。

あ、このブログの記事にもお互いの性格が現れているかもしれませんね(笑)。

結婚式は仕事ではないのだし。
もっといえば、仕事だって力を入れ過ぎるとうまく行かないことってあるし。
もちょっと力をぬいてやろうと思います。
そんなわけで、本日の日記はちょっと脱線気味なのでした^^。







4月29日ーー最後の打ち合わせ 朋子記

連休2日目も打ち合わせです。
今日は明日館のプランナーさんと、式前の最後の打ち合わせ。
お料理や飲み物、装花、進行ほか細々した段取りを確認し、決定します。

「決定」という言葉に、ややプレッシャーを感じ、朝からこれまでの打ち合わせの控えや自分のメモを読み返したり、バタバタ。
でも、実際に打ち合わせをはじめてみたら、すべてが淡々とスムーズに進みました。
もうあれこれ迷う時期は過ぎ、あらかた意志もかたまっていたんだな。
打ち合わせをしてみて気がつきました。

苦戦を予想していた装花の相談も、前日にブーケの打ち合わせを終えていたことで、頭も整理されており、しっかり希望をつたえることができました。
うん、これなら納得!
自分なりにではありますが、明日館の好きなところをお伝えするのに過不足のない、良いオーダーができたと思います。

大きな決めごとも済んだ打ち合わせの終盤は、プランナーさんも栄喜さんも私もほっとし、談笑モードに。

「おふたりは、ちょ〜〜〜〜〜〜っとずつですが、確実に進めていかれますね」

というコメントをいただきました。
ふーむ、確かにそうかも。
いざ自分たちが当事者となると、改めて結婚式の決まり事一つひとつについて考え、取捨選択に悩み続けた半年あまり。
でもようやく、おさまるべきところにおさまったように思います!

さて、これからは当日つかうペーアーアイテムや司会の台本づくり、必要な品もろもろの搬入の段取り……て、あれ、けっこうやることがたくさん(笑)。
ほっとしつつも新たな焦りが生まれた連休2日目^^;。
夕方からの打ち合わせ後、すっかり遅くなったのでデパートでじゃんがらラーメンを食べて帰宅しました。





2012年4月30日月曜日

4月28日ーーぎっくり腰ではない、お花屋さん 朋子記

先週、お花屋さんのぎっくり腰のために、急遽延期になったブーケの打ち合わせ。
改めて電話をすると具合が良くなっているようだったので、予約を取り直してリベンジです。

代々木公園駅をおりてNHK方面に向かって歩くこと10分少々。
渋谷・宇田川町の路地裏の一角に、そのお花屋さんはあります。
ふとしたきっかけでその存在を知ってから、何度もHPは見ていたものの、実際にお店を訪れるのははじめて。

お店の面積は、4畳くらいでしょうか。
小さい。
でも、でも、すんごく素敵ーーーー!
そのお店のところだけ、さわさわと気持ちの良い風が吹いているようです。

花や緑が並べられた奥には、MacBookをあやつりながらたたずむ男性店主。
インターネット、フェイスブック、ツイッターを使用しながら注文をとったり、イベントのお手伝いをしている模様。
今どきの商売の仕方だなあ、と妙なところで感心してしまいました。

そして、打ち合わせはとても楽しいものになりました。
花に限らず、なんでも好きな写真やイメージをお持ちください、と事前に言われていたので、私は絵本『ちいさいおうち』を持参。
それを見ながらどうしてその本が好きなのか、というところを考えつつ、ブーケの基本方針をかためていきます。
私の細かい注文(ドレスとの相性について)も、店主さんによりしっかりと整理されました。
やっぱりプロの方はほんとうに、すごい!

実は前回、ぎっくり腰で打ち合わせがキャンセルになったことで、若干心もとない気持ちもしていたのですが・・・。
実際にお会いしてみたらすっかり不安がなくなりました^^。
お一人で商売をされていらっしゃるので、延期せざるを得なかったんですね。
チームプレーによる便利で快適なサービスが周りにあふれている昨今。
すっかりそれに馴れてしまっていて、少しでもテンポのちがうことがおこると、「なんだよ〜〜」と思ってしまうのですが、色んな商売のスピードがあって、それぞれの良さがあるんですよね。
やっぱり会いに行ってよかった!

どんなブーケが当日できあがってくるか、あとは楽しみにまつばかりです♪




2012年4月28日土曜日

4月27日ーー春キャベツのコールスロー 朋子記



帰りによった最寄りの駅のスーパーで、おいしそうな春キャベツが特売になっていました。

みずみずしくて、ものすごくおいしそう。
青虫になった気分で、さっそく購入です。

帰ってから、「きのう何食べた?」の5巻を見ながら、コールスローにしました。
春キャベツを千切りにして、お酢とマヨネーズ、砂糖少々であえて、しんなりしたら塩こしょうで味をととのえる。
それだけなのに、葉っぱがおいしくて、「うまーーー ▽`)/ ♪」でした。
うまーーー、っていまはじめて使いました。
よしながふみさんの漫画、「きのう何食べた?」は、つくりやすくて美味しい、毎日のご飯メニューがたくさん載っているので、全巻そろえて愛読しています。
とくに簡単につくれる副菜のレシピが多くて助かっています。

日中、仕事でバタバタしてせわしない気持ちになっていても、うちに帰って簡単でも手作りのごはんを食べるとほっとしますよね。
いつもそうできたら良いけれど、働いているとなかなかそうもいかないのが、辛いところです。
今日の夕ご飯は、ぶりのバジルオイル焼き(スーパーで味付けしてあるものを買って、フライパンで焼いた)、春キャベツのコールスロー、チゲ風スープ(昨日のつくりおき)でした。

明日からは連休がはじまりますね。
お休みの方も、お仕事の方も、安らかに日々を過ごされますように。


*お知らせ*
ブログの設定を確認していたところ、blogger登録者の方のみコメントを投稿できる設定になっていたので、誰でもしていただけるように変更しました。
いつも読んでくださっている方も、ふらりと遊びにこられた方も、よろしければお気軽にコメントください♪



2012年4月25日水曜日

金沢3 栄喜記

先週一斉に、このブログについて周囲の皆様にお知らせ致しました。
一応1月に最初の投稿をしておりますが、結婚式に向けてブログをやろうって決めたもののちゃんと定期的に更新できるものなのかという不安もあり、ある程度の記事がたまって、ある程度の形を整える事が出来てからみんなにはお知らせした方がよいだろうと考えていたのであります。ぶっちゃけ。
とりあえずは記事もたまり、多少なりともブログに投稿するという行為が身体に馴染んできたような気もしたのでゴーサインって感じです。(と言っている僕の方がサボり気味ではありますが…)
さて、今更ながらではありますが、ちょっと僕の名前について自己紹介します。
今更ながらですが、「栄喜」といいます。
おそらく「エイキ」「ヒデキ」等と読んでいる方も多いかと思いますが、実は「ハルノブ」と読みます。なかなか説明しないと読めない名前です。
自分でもどうやったらこれで「ハルノブ」って読むんだろうと首をかしげたくなります。
「喜」で「ノブ」と読ませるのは歴史の人物で「徳川慶喜」って人が「ノブ」と読ませているあたりからまあそういうのもあるのかなと思ったりもしますが、「栄」で「ハル」というのは他ではあまり見た事がありません。
漢字というのものは色々な読み方があるようなので、ひょっとして調べに調べれば音読み訓読み以外にも色々出てくるかもしれませんが、そこまでする興味もあまり沸かないので詳しい事はよくわかりません。でもきっと「栄(は)えある」で略して「はる」なのではないだろうかと勝手な仮説で納得しております。
まあ、何でもよいかって感じですね。とにかく「ハルノブ」です、どうぞよろしく。

ちなみに今更ながらですが名字の方は「加藤」です。
日本で十番目に多いごくごくありふれた名字です。
当り前ですが、朋子さんも最近「加藤」と名乗るようになりました。
こんなありふれた名字、嫌じゃないかしら?と最初は思いましたが、朋子さん的にはこの加藤という名字が案外気に入っているようでもあります。
まあ、両方とも「藤」って付くしさほど大きな違いがあるわけでもないのかもしれません。
いっその事「加藤田」って名乗れないものだろうかとか思ったりもしましたが、そうなるとまた別の家の名字になってしまいますね、ははは(笑)

さて、金沢の三回目の話です。
去る昨年11月、僕と朋子さんは最初の金沢訪問を果たしました。
世界で一つだけのドレスを作るために。
最初にマリエドリリのドレスの写真を観た時に、「ああ、朋子くん好きだわこの感じ、なっとく」と思いました。やはり朋子さんの好みも僕なりにに理解しているつもりであり、まさにストライクど真ん中って感じだなと思ったわけです。
何となく朋子さんがマリエドリリでドレスを作りたい理由が飲み込めた気がして、それだからかはたまた旅行のテンションか当日は結構ウキウキではありました。
かくいう僕の衣装はと言うと、こんな状況であったためレンタル屋さんに見に行く日程調整どころか話題にも登らない始末でありました。
新郎は準主役とはよく言ったものです。それは村上龍が言う「全ての男は消耗品である」というのと同じくらい宿命的な世の定めなようです。
「か、金沢から帰ったら一人でタキシード観に行こうかな…」という思いを抱え、上越新幹線の流れる車窓をただぼんやり眺めておりました。電車は越後湯沢へ、そして乗り換え富山、金沢。

しかし、状況はマリエドリリのデザイナーさんの一言から思わぬ展開へ一変しました。
「加藤さん、新郎用のスーツもお作りしているのですよ」

つづく

2012年4月24日火曜日

4月22日ーーひと足お先に 朋子記

お昼は高校時代からのお友達とご飯。
おしゃべりしている内に、あっという間に時間がすぎます。
楽しかった(*^^*)
家事分担の方法や考え方について、参考になる話がたくさんありました。
ちょっとずつ、普段の生活の中で試してみよう。

夕方からは母親と待ち合わせて、明日館の試食会へ。
試食会では、実際に結婚式と同じ状態にセットされた会場で、お料理を食べることができます。
栄喜さんは、残念ながら仕事で欠席 (´_`。)
周りは夫婦できている人ばかりだろうから、ちょっと肩身が狭いなあ、、と思っていましたが、私たち以外にも母子2人組がいて、ひと安心したところで、食事がスタート。

時間帯も自分たちの式と同じ夕方からだったので、ひと足先に明日館の結婚式を体験するような感覚で、楽しむことができました。
とくに母親が「あら! おいしいわねえ。もう一回ここでお食事ができるなんてうれしいわ(=^▽^=)」とウキウキとフルコースを完食していて、あれもこれも見ておかなくちゃ、と緊張していた私も、途中からはかなりリラックス。
私たちの向かいに座っていた夫婦の方とも「男性の目線ではお料理はたりますか?」とか、逆に「年配の方としては、お料理はお口に合いますか?」などなどお互いに情報を交換。

久しぶりにゆっくり母とも時間が過ごせて、これはこれで良かった試食会でした♪

ところで、会場の個性もあってか、参加している夫婦は比較的落ち着いた雰囲気の人たちばかりでしたが、その中でひと際目立っている2人がいることを、私は見逃しませんでした( ̄ー ̄)
旦那さんが、どう見ても「何かのプロ」という出で立ちなのです。
カジュアルな服装に、個性的な眼鏡。
ものすごく性能の良さそうな一眼レフデジタルカメラを片手に、会場をありとあらゆる角度から撮影し、後半は巻き尺を取り出してテーブルの長さや幅を測り、手持ちの図面になにやら書き込んでいました。
その図面も、自分で入手したか作成した、複雑なかなり詳しいもの。
つっぱしる旦那さんを、後ろから見守る奥さん。
あの人たちはいったい、どのような式をしようとしていたのでしょうか?!
(ついつい気になってガン見してしまいました)












4月21日ーーぎっくり腰のお花屋さん 朋子記

14時からブーケをお願いしたお花屋さんとの打ち合わせがあったため、身支度をしてでかけようとした矢先。
携帯に着信があり、出てみるとそのお花屋さんでした。
ぎっくり腰になってしまったため、打ち合わせの日程を延期してほしい、とのこと。
あまりに声がせっぱつまっていたので、とりあえず了解したこととお大事にと伝えて電話をきりました。
このままブーケをお願いして大丈夫なのかな・・・と少々の不安がよぎりますが、速断は禁物ですよね。
ぎっくり腰は2〜3日すると概ね痛みがひいてくるとネットに書いてあったので、少し時間をおいてから連絡してみようと思います。
うん、そうしよう。

2012年4月22日日曜日

引き出物選びという名の旅 朋子記

いよいよ、結婚式まであと1ヶ月をきりました。
招待状のご返事もおおむね集まり、出席者の方々がほぼ確定した今。
大詰めをむかえているのは引き出物選びです。

「え? どうしてもっと早く調べて決めておかなかったの?」
「いっぱい、時間、あったよね?」

疑問をいだく方もいらっしゃることでしょう。
はい、私も自分自身によくよく聞いてみたいところです。
ううっ。

とはいえ、引き出物もプチギフトも、結婚式におけるプレゼントの品目は8割は決まっております。
私も栄喜さんも、「引き出物にはぜひこれを」というものが一つずつあり、そこまではすんなり決まりました。
が、しかし。
残りの2割が難しい。

すでに決まっているものとのバランスを考え、これにしようかな、と思っていたものはあったものの。
いざそれに決めるべく、お店におもむいてみると、ふんぎりがつかないんですね。
どうも消去法的な発想で辿り着いたアイテムだったためか、「うん、これだ☆」という直感がわいておらず、実物を前にすると「こういう人には喜んでいただけないかも」とかあれこれ気になってしまうのです。
これではいかーーーーん!

・・・・・・

・・・・・・

うつろな目をしてデパートのフロアをあやしくうろつくこと、しばしの間。
ふと呼びとめられた、とあるお店を見て、思うところがありました。
うん、方針転換しよう。
やっぱり、このまま無理矢理決めてしまうのではなくて、ピンとくるものを探そう。
時間もまだ少しですがあることだし。

短い間ではありますが、かつては商品情報誌の編集職にたずさわっていた身。
その時代に培った(はずの)情報収集能力を、いま活かさずして、いつ使うというのでしょう!
燃えよ! 私の目、耳、鼻、手!

というわけで、また新たな引き出物探しの旅にでることになったのでありました♪

2012年4月14日土曜日

2012年4月……ふりかえって思うこと 朋子記

ここからは、ほとんど先日の金沢旅行記に書いたとおりです。

補足として、少しだけ。

ドレスの確認に行く前に、ヘアメイクのリハーサルを行いました。
完成してから、その写真を見ながらやるべきか迷ったのですが。
ここで重要なのは全身のバランス!
そして自分の好みだけでは少々心もとないので、やはりウェディングのプロである松吉さんに見ていただくのが一番だろう、と思ったのです。

というわけで、金沢行きの週末前の木曜に、駆け込みで予約。
仕事をなんとか片付けて美容院へ向かいます。
向かう電車のなかで、そもそもリハーサルって、ほんとうは、お休みの日に、ゆっくりした気持ちで優雅にやるものだったんじゃ……ということに気がついて愕然。
少々後悔しながら美容院の扉を開けましたが、はじまったらその気持ちも吹き飛びました。
プロのヘアメイクさんは、すごい、の一言です。
素敵な案がいくつか生まれました。
しっかり写真を撮影。

結果的には、あらかじめリハーサルをしておいて良かったです。
ドレスを着ながら微調整をして、その他のコーディネイトの方向性もほぼ固まりました。

それにしても、こうやって何かひとつ(この場合はドレス)を軸に、色々な方と意見交換をしながら、物事がどんどん変化して前に進んでいく過程は、本当にわくわくしますね。
ドレスが完成したことは、もちろんうれしいのですが、その中で生まれた出会いや時間は宝ものです。
そして、そのような時間をもつことができたのは、栄喜さんをはじめ、周りの方々が理解して温かい目で見守ってくださったからなんですよね。
何かちがう形で、少しずつお返ししていけたらいいなあ、と思います。



2012年3月……スーツづくりは荒波へ 朋子記

スーツの方向性は前回の打ち合わせでなんとか定まったものの。
候補としていた生地が品切れになり、代わりの良いものがみつからないため、もう一度はじめから考え直したい、というご連絡がありました。

そして後日、あらためて松吉さんがたくさんのイメージ写真を選んで送ってくださったのですが。
これが難しい。。。
いえ、写真はどれも素敵なのです。
でも、スーツの世界はルールや流行があるようなないような、とにかく奥が深過ぎて女子目線では、判断不可能。
栄喜さんも相当悩んで、でも最終的にはなんとか決めたようです。

私はといえば、あまり出来る事はないものの、デパートの紳士用品売場をうろついたり、スーツのマニアックなHPを読んだりして、かろうじて理解できた内容を栄喜さんに報告。
襟の形の名前とか、無駄に詳しくなってしまいました(笑)。

2012年1月15日……仮縫いとスーツの打ち合わせ 朋子記

年明けのバタバタがひと段落したところで、金沢へ2回目の旅。
スーツもお願いすることに決めたので、栄喜さんも、そして今回は母も一緒の3人旅です。

仮縫い用の生地は本物とはちがいますが、はじめて着るドレス!
ものすごく素敵で、あまりに身体にぴったりなことが面白くて、腕をグルグル動かしていたら、

「もっとおしとやかにしてください! 皇室の方々のように!」

と注意されてしまいました。
いけない、いけない。でも楽しい。

しかし、コルセットがきつかったことに加え、気分の高揚と移動の疲れが出たためか、貧血で立っていられなくなってしまい、休みやすみの仮縫い作業に……。
そして、栄喜さんのスーツの打ち合わせは思わぬ難航ぶりで、そうとうバタバタした3時間となりました。

でも、何とか終了。
母が落ち着いていてくれたので、助かった。

3人旅とはいえ、私と栄喜さんは仕事の予定との調整や金沢での打ち合わせがあったため、母とは夕食&アトリエ訪問のみ一緒に行動。
しかしながら、母は自分の列車と宿の手配は早々に済ませ、ひとり朝から精力的に観光し、観光できなかった私たちの分までお土産を購入、名物の加賀料理を食べ、と恐るべき行動力で、栄喜さんを驚かせていました。
「お母さま……すごいね。」

ちょっと変わったメンツの旅となりましたが、良い時間が過ごせました。
母に感謝です。

2011年12月11日……デザイン画が届いた! 朋子記

朝からそわそわとメール便の到着を待ちわびる。
コンコン、とノックの音が!(わが家はインターホンがありません)
きれいなピンク色の封筒に、デザイン画と松吉さんからのお手紙が入っていました。
おおむね打ち合わせに沿ったものですが、細かい部分にあしらいが加わり、絵の中で1枚のドレスが完成しています。

とはいえ、実は、この時点では少し不安になっていました。

打ち合わせした内容に後悔はなく、松吉さんのセンスも全面的に信頼はしていたのですが、その後ウェディング雑誌などでたくさんのドレスの写真を眺めたり、自分や妹が出席した結婚式の花嫁さんの写真を見たりする内に、これもかわいい、あれもかわいい、というように欲が出てきてしまい。

いやだって、花嫁さんは誰もが美しくて、どのドレスも最高に似合っているわけです。

それを一着に絞り、この方向性で決定することには、ものすごい勇気がいるわけで。

でも、電話で正直にそのことをお伝えすると、松吉さんがぶれずにしっかりと答えてくださったので、ふっ切れました。
プロのかたはさすがですね。

2011年11月12日……打ち合わせは意外な方向へ 朋子記

金沢行き一回目。
当初はひとりで行くつもりでしたが、栄喜さんの休みがたまたま重なったこともあり、2人旅に。
ドレスの打ち合わせついでに、新郎のレンタルタキシードの選び方について、アドバイスをもらおうと考えていました。

はじめてお会いした松吉さんは、とても明るくて話しやすい雰囲気。

気合いでコチコチだった私ですが、いざ、打ち合わせがはじまると、話題はまず新郎のスーツの仕立ても受け付けている、という話に。
あれ、おーーーい、ドレスは・・・?(笑)
という気持ちをいったん脇におき、お話をうかがってみると、思わず引き込まれてしまいました。
シンプルなスーツはドレスともバランスが良く、式が終わったあとも晴れの席で活用できるもので。
何より、そのスーツを着た新郎たちの輝きぶり、笑顔がすごい!
むむむ、これは良いかも、となった頃に、いよいよドレスの打ち合わせです。

予め考えておいた大まかな希望をお伝えすると、会場の特性や私自身の体型を考慮して、ちがう形にしてはどうかという提案が。
かなり意外だったものの、魅力的だったので、思い切って挑戦することに。
その他の点についてはサクサクと決まり、終了。
あとは、デザイン画を待つばかりです!

2011年9月……リサーチは慎重に 朋子記

なんだかんだとしているうちに、5年が経過し、慌ただしく結婚が決まりました。

大まかに式場がしぼりこめてきたので、いよいよメールでオーダーの受付状況を問い合わせ。
とはいえ、雑誌の記事だけで大きな物事を決めてしまうことには抵抗がありました。
編集の仕事をしている身でいうのもなんですが、やっぱり、自分の足でたずね、目や耳で見聞きするものに勝るものはありませんよね。
本や雑誌は、あくまできっかけだと思うのです。

「マリエドリリ」はブライダル事業を展開しているセレクトショップの一つで、パターンオーダーを受け付けているので、そのお店へ実際にドレスを見に行きました。
ウェディングドレスを見る、といっても、その善し悪しなんてまるでわかりません。
でも、なんとなく・・・うん、大丈夫、好き、と思う何かがある気がしました。

実際に見たドレスと、それまでにやりとりしたデザイナーさんのメールの文面から、しっかりとしたお人柄がにじみ出ていましたので、ここで自分の中でもゴーサイン! です。

今となっては、こんなに恐るおそるリサーチする必要なんて全くなく、むしろ失礼だったなあ、と思うのですが。
でもこうやって積み重ねていくことで、自分の気持ちもしっかり定まっていった気がします。

2006年初頭……出会いはひとめ惚れ 朋子

「マリエドリリ」を知ったのは、たまたま買った雑誌、クウネルに記事が掲載されていたことがきっかけです。
その記事では、ドレスの写真だけでなく制作風景やデザイナーである松吉さんの思いや生き方がつづられていました。

たくさんの苦労を重ねながらも自らの哲学を失わずにアトリエをかまえられたこと、そのドレスが職人さんの技術に裏打ちされていること、そして何より一人ひとりの花嫁さんと丁寧に対話することで生まれる、ドレスの凛としたたたずまい。

す、すごい・・・かっこいい!!

私の母親は、結婚するときに、当時親しくしていた洋裁の得意な方にウェディングドレスを仕立ててもらったそうです。
そのドレスはすごくシンプルなものなのですが、どこか温かみがあって、それを着た母親の姿がとても好きで、自分が結婚するときは、ドレスを仕立てて着てみたいなあ、と憧れていました。

そうした中で出会ったこの記事。
そうだ! この方にお願いしよう! と直感。
とはいえ、この頃はまだ結婚の予定もなく、漠然と妄想しただけだったんですけどね。

「マリエドリリ」ドレスづくりまとめ 朋子記

いったん区切りを迎えたドレスづくり、これまでの歩みを時系列でまとめてみようと思います。
しつこくこの話題ばかりですみません。
ドレスの日記はどちらかと言えば、自己満足(いえ他の日記もそうなんですけど)というか、自分が忘れないようにするためのものですので、よろしければおつきあいください。

静かに過ごす 朋子記

えーーー、栄喜さんの日記により、私の暴走ぶりが明らかになっております。。。
でも、共同の日記ということで、それぞれの視点があると思いますので、訂正はしません。
しかし、私自身の友人はともかく、栄喜さんの友人の目には少々変わった嫁に映るのではないか、やや心配ではあります。

さて、金沢から帰宅した翌日の9日。
あらかじめ仕事はお休みをとっていたので、家からほとんど出ず、静かに過ごしました。

朝起きて、長かったドレスとスーツづくりの旅が終わったのかと思うと、自然と涙がでてきて、そのまま止まらなくなって、わんわん泣きに。
が、出勤前の栄喜さんから「気持ちはわかるけど、仕事に行く前なのにさすがに気がめいってくるから、泣くのはやめてほしい」とストップが。
そりゃそうですよね。

でもね。
いいわけですが、悲しい涙ではなかったのです。
なんとういうか、ドレスをつくっていたこの半年間、いつも心のどこかに、その製作中のドレスのことがあって、一緒に走っているような気持ちだったわけです。
もちろん、私がデザインを考えたわけでも、ドレスを縫ったわけでもなく、全部おまかせしていたんですけどね。
だから、それが一旦は区切りを迎え、手を離れたのかと思うと、さみしい気持ちとないまぜになった達成感がこみあげてきて。
要するに、すっごく清々しい気持ちで泣いていたのでした。
ふう。

でも、栄喜さんの言葉で、我にかえりました。
完成したとはいえ、ドレスもスーツも本番はまだ迎えておらず、その日のためにすべきことは、まだまだたくさんあります。
素敵なものが出来たからこそ、胸をはって着ることができるように、式の準備も、仕事も、ふだんの生活も、腰を据えてとりくもう! と改めて思いました。

というわけで、午後からは部屋の掃除、水回りの掃除、親への報告、夕食づくりをしながら多めにつくった分は平日用に冷凍・・・などなど一通りの家事を。
うん、えらいえらい(笑)。

ところで、4月9日は、栄喜さんとお付き合いするようになって、8年目をむかえる記念日でしたが、私はすっかり忘れていました・・・(^^;
でも、栄喜さんが仕事帰りにケーキを買ってきてくれて、なんとかその日のうちに気がつくことができました。

2012年4月11日水曜日

金沢2 栄喜記

朋子さんのドレス作りに対する情熱はなみなみならぬものがありました。
さかのぼる事数ヶ月前、式場を自由学園に決め、さあいよいよ結婚式準備スタートといった頃だったでしょうか。
ドレスはオーダーでいきたいと朋子さんが言いました。それは何年か前に「クウネル」に掲載されているのを見て以来、結婚式をするならこのドレスを着たいとずっと思っていたオーダードレスだと言うのです。
最初その事を聞いたときは、正直なところあまり乗り気ではありませんでした。やはりお金だって余計にかかるし、聞けば金沢に打ち合わせやら仮縫いやらで足を運ばなければならないというではありませぬか。
だから最初の頃はいかにして朋子さんと妥協点をみつけていくか、という事を考えておりました、正直なところ。つまりは、そのオーダードレスではないにしろこれなら良いかなと思えるレンタルドレスをみつけるという事です。

しかし、その試みが不可能である事を悟るのにはそれほどの時間は要りませんでした。
というのも、最初のプランナーさんとのドレスに関する打ち合わせの時の朋子さんの興味のなさっぷりが半端なかったのです。
目を見ればわかりました。
プランナーさんがカタログを広げて一つ一つ丁寧に説明してくれるのですが、朋子さんの顔からはあらゆる表情というものが完全に影を潜めておりました。
ああ、既に心は金沢に行ってしまっている。その時に朋子さんの決意はダイヤモンドよりも固く、もはやどんな妥協点もみつからないだろうという事を悟ったわけであります。
そしてそれからしばらく後、僕らは本当に金沢行きの新幹線に乗っていたのでありました。

さてさて、「金沢」とタイトルを銘うっているのに全然金沢について書いておりませんでしたので、今回の金沢旅行で役に立った本を紹介しておきます。

「乙女の金沢」
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4123901379/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

金沢市内の雑貨とか飲食店とかお土産とか、とてもいいとこついたセレクトで掲載されてると思いました。
分量としても、あれこれと広げ過ぎずに的を絞ってあるのが有難い感じがします。
金沢から足を伸ばして温泉に行ったり蟹食べたい、といった趣旨の旅行にはあまり参考にならないかもしれませんが、ぶらりと市内を観光したいという方にはちょうど良いかと思います。
僕は行きの新幹線の中で4回くらい読んでしまいました。とてもおすすめです。

つづく。

2012年4月10日火曜日

金沢 栄喜記

朋子さんが一杯金沢旅行とドレスについて沢山書いてくれております。
よっぽど嬉しかったのでしょう。書きたい事がありずぎてキータッチがとまらないといった感じがしますね。
僕からの目線でも金沢のあれこれについて書きたいと思います。

金沢にはなんだかんだで今回のドレス(&スーツ)作りで3回も行ってしまいました。
実は以前に僕は一人で金沢に旅行しに行った事があるので、4回行っているのです。
たったの4回と言えば4回なのですが、何だか縁のある土地なのかなあなんて思ったりもしてしまいます。思うだけならタダなのであります。
前に行った金沢は思い起こせば3年前、くらいに21世紀美術館という現代美術を中心とした展示をやっている有名な美術館があるのですが、そこで僕がずっとファンを続けている飴屋法水さんという芸術家、というか演出家というか何かジャンルはいまひとつ何て説明すればよいのかわからないのですが、とにかくその人のイベントがあって、はるばる夜行バスで、はじめての夜行バスだったので一睡も出来ずに赴いたのでありました。
そんな美術館もあったり何かして、また城下町で昔から職人が工芸品とか作ってたなごりなのか、はたまた地域振興が功を奏したのかはよくわからないけど、その小旅行でも金沢はとても文化的な街なのだなという印象を肌身で感じておりました。
そんなわけで、朋子さんが「是が非でもこの方に私のドレスを」と譲らなかったドレスデザイナーの方が金沢にいらっしゃるという話を聞いた時には興味をそそられるものがありました。勿論その方がどういう経緯で金沢を拠点にしていらっしゃるのかはまったくわかりませんでしたが、金沢の土地柄というものには一度垣間見た身としては興味があったし、ひょっとしたらそこから生まれてくるものがあるのかもしれないとも思ったりしたのでした。

つづく

2012年4月9日月曜日

金沢旅行2日目 朋子記

【2日目】
いよいよ、完成したドレスとスーツを見にいきます!
平日の仕事と、移動のつかれが出たのか、朝、おふろに入っているとじんましんが。
栄喜さんに相談すると、朝ごはんを食べにでかけるのはやめて、パンを買って来ることにしようと言ってくれました。
栄喜さんが買ってきたソーセージパン、クロワッサン、くるみぱんなどたくさんのパンと、野菜サラダで朝食。

予約の11時ぴったりに、アトリエに到着。
ドレスとの対面に、緊張がピークになり、おそるおそるアトリエに入っていくと「そんな方ははじめてです〜」と松吉さんに笑われてしまいました。
松吉さんはいつもおしゃれで、大人の女性でありながらかわいらしい雰囲気もあって、その日も素敵でした。

そして、ついにドレスと対面!
はじめて目にする本物のドレス、とても迫力がありました。
仮縫い用の生地で大まかな印象は確認していたのですが、もっとずっと立体的で、すごくシンプルですが、有無をいわせない主張があります。
これが私のドレスなんだ・・・と思う気持ちと、はじめて本物をみる驚きが重なって、かわいい、とか、素敵、とかそういう言葉も出ず、ただただ圧倒されました。

続いて、栄喜さんのスーツです。
今度は、ひと目みて、「うわあ、すごい、かっこいい!」とめちゃくちゃ感動しました。
選んでいただいた生地が、ベーシックなのですが他にない色合いで、これは本人に似合うはず。

試着は栄喜さんからです。
まずシャツとズボンだけ着た姿で出てきたのですが、それだけでかっこいい!
え? これが本人? (笑)・・・と思うくらいスタイルが良く見えます。
本人もとても嬉しそうで、自然と笑顔がこぼれて背筋が伸びていました。
良かった良かった。

今度は私の番。
ドレスを着てみると、これが私の一着なんだ〜〜という実感が、みるみるわいてきました。
とても迫力があるのに、着せられているという感じはまったくせず。
かわいい形なのですが、甘すぎず凛々しくて、ちょっと男前。
背伸びせずに、心から自分らしいと思えるドレスでした。

松吉さんはドレスを仕立てると、そのドレスを見るだけで持ち主の花嫁さんの顔が浮かぶそう。
ドレスを着てみて、そうおっしゃる意味がわかったような気がします。

今までの打ち合わせや仮縫いは、どちらかといえば考えを詰めたり確認する時間が多かったのですが、今回はもっとゆっくり時間がとれました。
たくさん写真をとって、ヘアメイクやブーケのことを相談して、松吉さんから制作の過程や職人さんの素晴らしい技術のお話を聞いたり。
楽しくてあっという間の時間でした。

マリエドリリにドレスをオーダーしようと思った当初。
東京と金沢の間の距離や、まだこの世にないものをこれからつくるということの大変さ、自分の体力のなさや仕事の忙しさ、もちろん安くはないお値段のことも含めて、決断にはとても勇気がいりました。

でも、栄喜さんが私の気持ちを尊重し、一緒に楽しんでくれたことが背中を押してくれました^^
たまたま最初の打ち合わせに栄喜さんが同行したことがきっかけで、スーツもお願いすることになってからは、二人で制作の過程や金沢への旅を楽しんできました。

ドレスとスーツは、どちらか一つを見てもとても素敵なのですが、並ぶと、お互いの良さを引き立て合うようになっていて、そこが一番気に入っています。

実は、式の準備をはじめた当初、新郎のタキシードやスーツにはあまり興味がなかったのですが(笑)。
一人ではなく、二人で楽しむという方法もあるのだな、ということをドレスとスーツづくりを通して、感じたように思います。
今後の結婚生活においても、この気持ちを忘れないようにしたいものです。

・・・と、なんだか締めくくりのような文章になってしまいましたが、ドレスもスーツも本番が待っています。
当日に向けて、他の準備もがんばらないと!
この日記を読んでくださった方、長文に付き合ってくださり、ありがとうございました。

金沢旅行1日目 朋子記

4月7日から8日にかけて、栄喜さんと金沢に行って来ました。
私たちは式のためのウェディングドレスとスーツの仕立てを、金沢のアトリエにお願いしています。
そのアトリエは、"marie de riri"(マリエドリリ)という名前で、松吉範さんというデザイナーさんがおひとりで運営されています。
11月に打ち合わせ・採寸、1月に仮縫いとすでに2回訪れていた金沢、今回は完成したドレスとスーツの確認が目的です。

【1日目】
6時半起床。
昨晩は準備のため就寝がおそくなり、極度の寝不足のため気持ち悪い。
ふらふらしながら荷物をもって東京駅へ。
駅で急いでお弁当などを買い込んで、なんとか新幹線に無事に乗車。
あまりの空腹に、お弁当だけでなく、お稲荷さん3つをたいらげ、その後、爆睡。
おかげで乗り換え含め5時間の列車旅があっという間でした。
金沢駅に着く頃には、睡眠も十分とれて、体調もなんとか復活!

アトリエの予約は明日なので、1日目はゆっくり市内めぐりです。
ぐうぜん、若い作家さんや飲食店屋さんによる市場が開催されていました。
器やアクセサリー、木工、革製品、パン、ジャムなどなど。

ひとしきり見物したあと、ずっと訪れてみたかった“ルミュゼドアッシュ”へ。
パテシィエの辻口博啓さんによるケーキが食べられるカフェで、栄喜さんはチョコレートケーキ、私はチョコレートケーキとモンブランを完食。

そのままバスに乗って、夕暮れの茶屋町を散策。
日が暮れるとぐっと人通りが少なくなるので、東京の人ごみになれている身としてはちょっとさみしい。
お茶屋の格子戸やぼんぼりの灯りを眺めながら、気になっていたお味噌屋さん「髙木糀商店」へ。
すでに暖簾がしまってありましたが、おそるおそる声をかけてみると、中に入れてもらえました。
お店というよりは、お味噌づくりの工房の中で、販売もしている、という雰囲気。
大人の腕でひとかかえほどもありそうな大きなザルや、木箱、桶などが積まれていました。
その合間にちっちゃい三輪車やおもちゃがポツポツとおいてあって、ここのお家の男の子のものかなあ、と微笑ましかった。
お味噌と塩麹を購入。

夜は地元の人に人気があるという居酒屋「いたる」へ。
ここが、当たりでした! ^^v
お刺身の盛り合わせ、牡蛎のゆでたの、カレイの唐揚げ、ぶり大根、お魚のすり身の団子・・・どれも完璧なおいしさで、日本酒の品揃えもたくさん。
私は飲めないので、栄喜さんのものをちょこちょこ味見させてもらいました。
普段はあまり外食しないけど、たまにはいいなあ。

明日にそなえて早めにホテルに戻りましたが、さすがにクタクタで、倒れるように就寝。

金沢より帰宅 朋子記

先ほど、結婚式の準備をはじめてから、3回目になる金沢行きから帰ってきました。
ああ、楽しい旅だった!
金沢行きは毎回、とても体力をつかうし、戻ってきた今もヘトヘトなのですが、とても生きている感じがします。
詳しくはまた明日、日記にしてアップしたいと思います。
栄喜さんも少し疲れているようなので、今日はここまで。
おやすみなさい。

2012年3月26日月曜日

火災報知器・作動す 朋子記

ぱんぱかぱーーん♪
つ・い・に!
招待状の発送が完了いたしました!!

予定より1週間ほど遅れております……。
(本来は式の二ヶ月前までに発送するものだそう)
ごめんなさい、うう……。
で、でも3月中にはお手元に届くはずですので、ギリギリ許容範囲内かな?
と、いうことにしていただけますか??(弱気)
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

昨日と一昨日は、封筒に宛名書きしたり、内容物を封筒に入れたり、最後にシーリングワックス(封蝋)を施すといったことをしました。
こういう作業、以外と時間が必要ですよね。
でも、ここは仕上げの大事なところだから、と思って焦らないでゆっくりやるようにしました。

シーリングワックスは、封筒の裏に温めた蝋をたらして、固まりかけのところに判子(スタンプのような小さな型)を押し付けてつくります。
100円ショップで買ってきた小鍋に蝋をとかして、スプーンで少しずつたらしながら慎重に作業しました。
これ、とても楽しいです!
小学校高学年くらいとか、ちょっと大きい子どもがいたら、一緒にやったら喜ぶと思う。
栄喜さんともども、モクモクと作業しました。
蝋をあたため過ぎると煤の煙が発生するので、換気扇を回しながら作業しましたが、途中、火災報知器が作動してしまいました。
一瞬、何が起きたのかわからず呆然として、しかも深夜にご近所さんの迷惑になってしまう……と焦りましたが、窓を開けたら割とすぐとまってくれて、よかった。

シーリングワックスにつかった判子は、何年か前のホワイトデーに栄喜さんからもらったプレゼントでした。
三日月のマークのもので、私の「朋子」という名前にかけて選んでくれたようです。
私たちの結婚式は夜。
ちょうどナイトパーティーへのご招待、という雰囲気が出て良いね、ということで、大活躍してくれました。
判子、箱に入れて飾っておくだけでも綺麗で素敵なのですが、今迄あまり使ってあげられる機会がなかったのでよかった。

今回、生まれてはじめて自分たちの名前で、誰かに宛てた本格的なお手紙をつくったわけですが。
おどろいたのは、さまざまな紙やそれを加工したり演出する手段が、ごく身近なお店に、安価でたくさん用意されているということ。
すごく贅沢で奥が深くて優雅な世界が、すぐ近くに当り前にあったことに改めて気がついて、うれしくなりました。

招待状、無事にみなさんの手元に届きますように。

2012年3月18日日曜日

よなべ〜をして♪ 朋子記

すみません紙選びのことを書きかけたまま、仕事が忙しくなったり普段の家事をするだけで疲れたりと、すっかりブログの更新から遠ざかっていました。
これではいけませんね。
最初、テーマごとに式の準備の過程を書こうと考えていたのですが、それでは内容をまとめるのにかなり時間がかかってしまいますので、まずは更新! を目標に、その日にあったことを書こうと思います。

で、招待状づくりが佳境をむかえています。
日程的には今週末に投函……でなくば、20日あたりまでには発送したいところなので、とにかく今日明日が勝負!
普段ならば週末におこなう家事(洗濯や掃除機かけやトイレ掃除、消耗品の買い出し等々)をうっちゃって、ご飯だけはつくりましたが、それ以外の時間はすべて招待状づくりに集中!
紙を切って、角を丸くして、折って、また切って、折って。
単純な作業ですが、こういう雨の日に、あたたかい部屋で、机に向かうのは楽しいです。

こうしてひとつずつ作業をしていると、改めて不思議だなあ、と思うこと。
招待状って、はじまりはただの白い厚紙や、薄紙や、金具なのですよ。
どれも世界堂で購入したもので、ほとんどの材料は、事務用品売場出身者で素っ気ない風情です。
それが、文字をならべて、絵をのせて、色をのせて、切って折って、などしていくうちに、「うっそでしょ!?」というくらい美人さんに変身していくのです。
まるで魔法がおきているかのよう。

かわいい娘たちを無事に巣立たせてやるべく、明日ももうひとがんばり!
がんばるためには体調管理が大事ですから、そろそろ寝ようと思います。
おやすみなさい。

2012年3月15日木曜日

糸 栄喜記

紙選びの話が途中になってしまっておりますが、招待状作りは順調に進んでおります。
以前朋子クンも書いておりますが、友達のN子さんにデザインをお願いしてオリジナルの素敵な招待状が出来そうです。
今日は招待状のパーツとして使う糸を買いに吉祥寺に行ってきました。
吉祥寺は「コットンフィールド」というお店でお裁縫関連のものなら何でも揃いそうなお店です。
吉祥寺に行くのは何だか久々で、駅の出口が変わっておりましてちょっと困惑してしまいました。近くなのに案外行かないものです。
一応サンプルというか、招待状を一部持って行ってあまりにも沢山あり過ぎる糸と合わせてみたりしました。どの色の糸ならば招待状の印刷の色と調和するだろうか、また上品であり、厳かであり、暖かみもありながら、でもちょっとあえてハズしたミスマッチが面白いかもしれない、etc
等等と考えていたら不思議なもので本当に堂々巡り、だんだん最初に良いと思ってキープしてたのがそうでもないように見えたり、「ナシ」と思ってたダークホース糸が久に注目されたり、行ったり来たり、味覚や嗅覚が麻痺するように何かの「覚」が麻痺しそうでした。
うーん、色選びって難しい。
結局最終的には「糸が糸として綺麗だと思った」という、とてもシンプルな理由が決め手となって何色か買ってまいりました。
後は朋子クンと相談の上って感じです。

さー、かなり材料は揃ってまいりました。
もうひと頑張り、頑張っていきまっしょい。


2012年2月20日月曜日

招待状づくりーー紙選び編2 朋子記

待ち合わせは画材の殿堂・新宿の世界堂です。
まずはハルちゃんと合流し、イメージを掴むために店内を物色。
世界堂さん、当り前かもしれませんが、紙だけでも数列ながい展示棚があり、シンプルな画用紙風から、和紙、はたまた金箔入りや大理石風模様などさまざま。
別の階には、すでにキットになっている結婚式の招待状用品もあり、なるほど、これは便利だな〜と関心。
外側の台紙、中紙、それらを留めるリボン、封筒などがパッケージになっているのです。

そういえば、招待状ってどんな紙を使っているんだっけ?
勇んできたは良いものの、ここにきて、やっとその疑問が浮かんできた私たち……。
これまで何回も結婚式の招待状をいただいてきたのだから、もっとちゃんと見ておけばよかったーーー!!
と思ってももう遅いので、そのキットを観察したところ、少しパールの入った紙を使用したもの以外は、割とプレーンな白い紙を使って、そこに型押しや箔押しでデザインを施したものが多いように見受けられました。

(つづく)

2012年2月16日木曜日

招待状づくりーー紙選び編1 朋子記

仕事の帰り道、招待状づくりに使う紙を選びに行ってきました。

招待状の手づくり、実は、結婚式の計画をはじめた当初は、さほど真剣に考えていたわけではありませんでした。
というのも、私はどちらかと言えば不器用、かつパソコンやプリンタの操作にも明るくなく、毎年の年賀状の宛名印刷ですら、苦戦している始末……。
ここは割り切って、式場にすべてお任せし楽をしてしまうのも一案では、とぼんやり考えていました。

ですが、とても幸運な出会いがあり、当初の思惑とは180度転換!
心強い協力を得て、招待状づくりに取り組むことになりました。
それはハルちゃんが以前、絵の学校に通っていた時代のお友達さんです。

お友達さん、機会があればこちらでも紹介したいのですが、とてもとても美しくて繊細な作品をつくられます。
招待状や席札、席次表……昨年から少しずつ打ち合わせをしながら進めていますが、とても楽しみなことになりそうです。
お会いしてこれまでの作品を見せていただいたり、どんなペーパーアイテムにしようか話す度に、素敵なアイディアを出してくださり、いつしか私も「がんばるぞーーー!」とやる気満々に。

という訳で、気合いを入れて紙選び!であります。
(つづく)

2012年1月29日日曜日

素敵な髪型 朋子記

朋子です。

お友達とお茶をしに、2駅となりの街まで自転車をこいでいってきました。
マフラーを巻いて、手袋もはめても、ほっぺたが風をうけてちりちりと痛くなります。
千疋屋に入り、フルーツたっぷりのワッフルを食べて、たくさんおしゃべりしてきました。
おしゃべりはもちろん、楽しい。
でも、気の合う好きな人と、何かを食べたりお茶を飲んだりしていると、それだけで気分がすっきりして軽くなります。
ああ、楽しかった。

帰ってから結婚式の招待状の文面についてあれこれ検討していたら、ハルちゃんが帰宅。
おかえり、と顔をあげてびっくり!
頭頂部を中心に髪がくるくると無造作に巻かれ、両横は短く刈り込まれ、ものすごくお洒落な髪型に変身していました。
どうやら、美容院に行ったついでに、結婚式の髪型のことを相談し、ヘアアイロンで髪を巻いて仕上げてもらったよう。
首から上だけ見るとメンズノンノに出ているときの松田翔太とか、瑛太風で、普段とのあまりのギャップに思わず笑ってしまいました。
いえ、すごく似合っていたのですが。
「メンノン〜〜」と冷やかしてみると、「やめろよ」と言いつつも、ちょっとうれしそうでした。

2012年1月24日火曜日

よろしくお願いします 朋子記

こんにちは。
朋子です。
ハルちゃん(栄喜さんのことです)からの、「朋ちゃんもブログ!ブログ!」という更新の号令のもと、はじめての記事を投稿しています。
結婚式の準備の話に限らず、ふつうの毎日のこと、いま住んでいる築50年越えの団地のことなどについて、少しずつ書いていきたいと思います。

気がつかないうちに雪がふりはじめたみたいで、窓をのぞいたら団地の芝生が真っ白になっていました。
いまはきびしい寒さがつづきますが、結婚式をする5月には、あたたかく緑の多い季節になっていることでしょう。
それまでの4ヶ月、短い期間ではありますが、ブログにお付き合いいただければうれしいです。
よろしくお願いします。

2012年1月12日木曜日

帰省しました 栄喜記

こないだの土日に親元に新年のご挨拶に行ってきました。
ちょっと遅めのおせち料理と色々御馳走が出て来てかなり満腹の二日間でありました。
帰省するとご飯が沢山出過ぎて太って帰ってくるみたいな話はよく聞くけど、うちの場合もその例に漏れないようです。
日曜日には姉夫婦も遊びに来て、朋子さんとは初対面でありました。
姉はただいま妊娠中で、予定日は6月の中旬のようです。ちょうど結婚式の一月後くらいなわけで、色々重なる時は重なるものであります。
まだそんなにお腹は大きくなっていなかったけど、なんだかワクワクしてしまいます。甥姪は僕にとっても初めてなので尚更なわけです。

今両親が住んでいるのは神奈川県の大磯という町です。東海道線で東京から一時間くらいの海辺の町です。
日帰りにはちょっと遠いけど、行こうと思えばいつでも行けるような距離で、世の中の「帰省」の中ではかなり楽な部類に入ると思います。なかなか便利な距離感だと思ってます。
この大磯という所は僕の出身地ではなく、父方の実家がある土地であります。ずっと家族で東京に住んでいて、数年前に両親が里帰りにように大磯に移り住んだわけです。
僕自身の出身地は東京都の立川市、とだいたいは言っています。
と言っても、小学校卒業までは立川市のお隣の日野市という所に住んでいました。中学入学から20代半ばくらいまで、期間限定で別の場所に住んだ事もありましたが、基本的には立川市で暮らして来た感じです。物心ついた時期には日野市でしたが、住んでいた期間は立川市の方が長いわけです。
細かく考えるとどっちが出身地にふさわしいのか困ってしまいますが、一駅の違いなのであまり変わらないかなって思ってます。面倒なので地区でざっくりとらえて「多摩出身です」と言ってた事もありましたが、多摩市出身と思われてしまったりもしたのでやめました。

いまどきあまり珍しい話ではないけれど、実家とか出身地とか案外ややこしいものですね。

日野時代の僕です↓
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2012年1月3日火曜日

あけましておめでとうございます 栄喜記

新年あけましておめでとうございます。

新しい年の始まりに、新しくブログを始めようと思いました。
このブログは、僕と、このたび結婚する事になった朋子さんの、結婚式までの記録であり、また自己紹介のようなものであります。
まさしく、5月19日の結婚式までの軌跡を「言葉のひこうき雲」として記していければと思っております。

今日、杉並区役所に婚姻届を提出してきました。
役所はしまっていたけど、地下一階に休日受付窓口という所があって預かってまらえました。受理は明日のようです。
至って淡々と手続きが終わってしまい、ちょっと拍子抜けって感じではありましたが、朋子さん「なんだかとてもホッとした、肩の荷が降りた感じである」との事でした。
確かに親の署名をもらいにわざわざ実家に行ったり、戸籍謄本を取りに行ったりと地味にかかる手間も多かったし、やっぱりただの事務手続きとはちょっと違うから二人で一緒にと思ったらなかなか時間を合わせる事もできなくて、何気に時間のかかる宿題になってしまっていたのではあります。一緒に住み始めてからかれこれ二ヶ月半くらい、かな。
そんなわけで、これで法律的にも夫婦になったという事です。

ブログタイトルのきっかけになったユーミンの曲です。