ウエディングドレスを作っていただいたマリエドリリさんにお願いした一着。
明るい紺色の、ウールのシャンブレー生地を、細身のシングル仕立てにしていただきました。
本人の肌や髪の色、体型にぴったり合っていて、とても格好良く、引き立ててくれています。
うん、これは妻の欲目ではないはず(笑)。
合わせた小物は、全てバーニーズニューヨークさんで選びました。
出来上がったスーツをお店に持っていき、
「このスーツに合う小物をお願いします!」
とリクエストして、上から下まで見立ててもらったのです。
なんだか『プリティ・ウーマン』にでもなったかのようなお買い物で、楽しかったなあ。
店員さんはさすが詳しく、スーツをひと目見るなり、
「この生地・・・オーダーですね!!! お任せください!!!」
と大変熱心に色々見立ててくださいました。
結果、
・ネクタイ→シルバー地にラベンダーの細いストライプ
・チーフ→淡いピンク
・靴→黒のシンプルなウィングチップシューズ
という組み合わせに決定!
ブートニアは、それに合わせてラベンダーの大ぶりのバラを一輪。
当初、私のお色直しに合わせて、栄喜さんの小物類のコーディネイトも「白」→「緑」の2パターンを用意しようかと考えていたのですが。
バーニーズさんとお花屋さん、それぞれと話し合う内に、スーツや本人の雰囲気を活かした上で、なおかつドレスと調和のとれるトーンであれば、色や花が「おそろい」でなくてもOKなのでは? という話になり、スーツの色合いや本人の雰囲気と一番相性が良かったラベンダーピンクでまとめる形となりました。
「おそろい」じゃないと変かしら・・・と迷った上での決断でしたが、結果は大成功〜!
式の後、栄喜さんにスーツの感想を聞いたところ、しばらく考えた後で、
「背中を押してくれる、自信をもたせてくれる一着だったなあ。」
という答えが返ってきました。
本当に、スーツづくりをはじめたころから、当初、結婚式を挙げることにやや消極的だった栄喜さんの姿勢が少しずつ変わりはじめて、いつの間にやら本来の「お祭り好き」に火がつき、最後は私がひっぱられるように準備をすすめていたこの結婚式。
この大事な一着を持っていることが、本人はうれしくて仕方がないようです。